家電や家具を買取りに出す場合、まず大前提に「売れる物」でなくてはいけません。

売れる物と言うのは、他人がお金を出してでも買いたいと思う物です。ここでは分かりやすくテレビを例題とし説明します。

 

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例えば、地デジチューナーを使用すればまだまだ使える大型ブラウン管テレビ、購入当初も高価で、目立った傷もありません。しかし市場的な価値は0です。もう一度言います。0です。恐らく処分費を請求されてしまいます。多くの依頼者はなんだこれは!と思うはずです。

さて、この場合、巷で注意を呼びかけられている「買取りしますと謳い、結果的に処分費を請求される悪徳業者」なのでしょうか?答えはこの場合、違います。大型テレビとはいえ、ブラウン管テレビは大小関わらず買取価値は0です。0の理由はとても簡単で、買取業者側からするば、重い物を運び、動作チェック、清掃や売却する準備を進め、ショップへの登録や店頭への配置、在庫管理、購入者とのやり取り、発送等々を考えると、売値から導き出される買取り価格はありませんよね。

 

大型のブラウン管テレビの売値相場で500円~3000円程で、ヤフオクの場合は1円や数百円で落札されているブラウン管テレビも多数あります。ヤフオクの場合、個人の方も多いので数百円でも良いかもしれませんが、買取業者は商売として会社として買取をしているのでそうはいきません。高く見積もって3000円で売れる商品の為に、3000円以上の工数を掛けることはその商品に対しては「赤字」となってしまいます。むしろ、会社として動いているなら、今回の場合最低の500円で売れることを想定し動くべきであり、500円以上の工数がかかる家電や家具はその時点で赤字なので「買取れない物」「処分費を貰わないと回収はできない物」となってしまう訳です。

 

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もう一つの例として、1年間ですが新品未使用の液晶テレビの場合です。
未使用液晶テレビなので買取価格が0と言うことはありません。理由は簡単「売れる」からです。この商品を0と提示してしまう業者は「悪徳業者」と言われても仕方がありません。液晶テレビはサイズの大小関わらず売れるので、大小関わらず買取価格はつきます。

買取価格が付くからといって高価かと言われたら残念ながらそうではありません。この場合の問題点は1年前という事です。各メーカーはシーズン毎に新モデルを市場に投入してきているので、1年前のモデルとなると既に「型落ち」となっている場合があります。この時点で最新機種を求めて家電量販店へ足を運んでいる大多数の層には売りにくいテレビとなってしまいます。

一般的に買取価格は「売値の10分の1~20分の1」と言われており、中古で1000円で売られている物の買取価格は50円~100円程度になります。この事から、例題の液晶テレビの購入価格が10万円とした場合、未使用品なので売値で8万円程でしょう、そこから型落ちを考慮し7万円で売りに出されるテレビの場合、そのテレビの買取価格は3500円~7000円となります。私個人的にはとても安いと思ってしまいますが、相場や工数を考えると妥当な数字に思えます。

 

この記事を読んでいる方は、それとなく売値買値のバランスは大体お分かりいただけたと思いますが、この事情を念頭に置いておかないと買取業者との「価格のギャップ」が原因でトラブルや不快な思いをすることになってしまいます。この点に関しては、ヤフオクなど普段から個人売買をしている方は中古品の売値と買値のバランスを把握しているので、トラブルは少ないかもしれませんね。

 

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